川口市議会のホームページによると、議会運営委員会は「議会運営を能率的に行うため、意見調整や議事の取扱いなどの協議を行います」となっています。昨年度も「議会運営委員会 議会改革小委員会」が非公開で7回開催されていますが、HPでは一切公開されていません。川口市民オンブズマンが情報公開請求を通じて入手した「会議録」をPDFとしてアップしていたので、これを要約として纏めたものを報告します。肝心なことは全て先送りされ、何も決まっていない実態が明らかになりました。今年度はどうするつもりなのでしょうか? 引き続き注目していきたいと思います。議会改革の差が、行政サービスの格差に繋がる可能性も高くこのまま放置する訳にはいきません。
◆開催日:
第1回:2008年7月15日、第2回:8月8日、第3回:9月30日、第4回:10月21日、第5回:12月18日、第6回:2009年1月21日、第7回:2月16日
◆メンバー:
自民(篠田・池田)、公明(松本)、民主(唐澤)、共産(板橋)の5名。自民の篠田議員が委員長、公明の松本議員が副委員長を務める。事務局は、毎回8~9名が参加している。
◆第1回(2008年7月15日)
議会運営委員会において「引き続き、議会改革小委員会を設置し協議していく」との決定がされ開催されたもの。検討期間は平成23年3月まで。検討項目は「本会議・一般質問について」のうち、主として「一問一答について」「インターネット等による放映について」の2点に絞り込んで検討すると委員長から説明された。
・一問一答方式について各会派から意見が出されたが、各会派に持ち帰りその検討結果を受けて協議することになる。結論の期限はなく慎重に決定していく方向が示される。
・インターネット等による放映について各会派から意見が出されたが、各会派に持ち帰り検討する。
・某議員から、殆どの議会で発行している議会だよりの発行について、検討したいの提案があったが、検討項目とはならず。
・政務調査費を、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科に係る入学金・学費等に支出することについて協議。検討項目に加えることで決定。各会派持ち帰り検討する。
・民主クラブ議員から、委員会視察の改革、費用弁償について検討すべきと提案あり、各会派持ち帰り検討する。
・事務局より、常任委員会・特別委員会の会議録の情報公開の方法について検討項目に追加して欲しいと提案があり、協議の結果、検討項目に追加することに決定。
◆第2回(2008年8月8日)
・一問一答方式について協議、各会派持ち帰り検討する。
戸田市は最初から一問一答方式で時間制限なし、草加市は最初から一問一答の対面方式で
答弁を含めて制限時間80分、1項目につき3回までとなっていると事務局が説明。
・インターネット等による放映について協議されたが、持ち帰り検討する。
・政務調査費を、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科に係る入学金・学費等に支出
することについて、さいたま市議会の事例も含め協議、持ち帰り検討する。
・委員会会議録について協議、持ち帰り検討となった。
◆第3回(2008年9月30日)
・一問一答方式について協議、持ち帰り検討する。
・インターネット等による放映について、各会派の意見はやるということで概ね一致して
いるが、設置費用など次回協議する。
・政務調査費を、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科に係る入学金・学費等に支出
することについて協議、他の大学の場合の対応、政務調査費で認める範囲など、持ち帰り
検討する。
・委員会視察の改革について、日程短縮・二次会等について協議、持ち帰り検討する。
・費用弁償について、事務局から「さいたま市」「富士見市」では費用弁償を廃止したとの
報告あり。持ち帰り検討する。
・一問一答方式について、対面方式について協議、改修費用を事務局で調査する。
◆第4回(2008年10月21日)
・一問一答方式について、事務局より「質問方法」「質問形態」「質問時間」「質問回数」に分けて説明があり、併せて改修費用についても報告があった。各会派持ち帰り検討する。
・インターネット等による放映について、事務局から導入費用の説明があった。12月の議会でデモンストレーションを行い確認することになった。
・政務調査費を、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科に係る入学金・学費等に支出
することについて協議、各会派持ち帰り検討する。
・委員会視察の改革については、事務局より類似・近隣都市の視察状況について説明がった。調査対象は埼玉県外40~60万人都市の22市、県内20~40万人都市及び近隣4市の33市。(1)常任委員会視察:年1回実施が26市、78.8%、うち17市が2泊3日で実施(2)特別委員会視察:年1回実施が15市、45.4%、うち10市が1泊2日で実施(3)議会運営委員会視察:年1回実施が26市、78.8%、うち16市が2泊3日で実施。協議の結果、各会派により意見に若干の違いがあり、各会派持ち帰り検討する。
・費用弁償について、事務局から他市の状況説明があった。調査対象は県内全市(39)、及び県外の人口40~60万人の市(22市)。会議出席に費用弁償を支給している市が34市(55.7%)、支給していない市が27市(44.3%)、この内県内39市については、支給が23市、支給なしが16市。支給していない市は、廃止が19市、当初から支給なしが8市。一律支給が最も多く29市、支給額は日額3000円未満が18市と一番多い(川口市は5000円)。協議の結果、各会派持ち帰り検討する。
・委員会会議録について、事務局から他市の状況説明があった。県内外33市が調査対象で、委員会会議録の公開を行っていない市は皆無。発言者氏名の非公開は、33市中姫路市のみ。各会派持ち帰り検討する。
・議会だよりについて、協議の結果、検討事項に加えることになった。
◆第5回(2008年12月18日)
・政務調査費を、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科に係る入学金・学費等に支出
することについて協議、政務調査費を「明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科」に係る学費等を支出すること」については、2分の1で上限を設けることになった。上限については各会派持ち帰り検討する。
・議会報について、事務局から説明があった。調査対象は33市、(1)発行している市が31市、未発行が2市(岐阜市、鳩ヶ谷市)(2)年4回が最も多く23市、年5回が5市、年6回もある。(3)配布方法は、市広報折り込みが15市、新聞折り込みが9市など。
協議の結果、各会派持ち帰り検討する。
・政務調査費に係る利息の取扱について某議員から提案があり、協議の結果、各会派持ち帰り検討する。
◆第6回(2009年1月21日)
・インターネット等による放映については、12月定例会で撮影した試行映像を確認(業者である「株式会社会議録研究所」も同席)、そして協議、各会派とも推進の方向で一致しているが、実施年度などについて各会派持ち帰り検討する。
・一問一答方式について協議、各会派持ち帰り検討する。
・政務調査費を、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科に係る入学金・学費等に支出
することについて協議、入学金は2分の1で上限を20万円、授業料は2分の1で上限を年額72万円、交通費は実費の2分の1と決定。
政策立案に係る大学院コース、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科に準ずるものは可とすることで決定。
・委員会会議録について協議、持ち帰り検討する。
・委員会視察の改革について協議、各会派の意見の一致を見ず、現状通りとなる。
・費用弁償について協議、各会派持ち帰り検討する。
・議会報については、事務局より、編集体制について他市の状況報告があった。調査対象は31市。(1)編集の委員会設置が21市、議運などが編集の委員会を兼ねている市が6市、設けていない市が4市(2)編集委員会の開催回数(3)掲載内容の選定についての説明があり。協議の結果、持ち帰り検討する。
・政務調査費に係る利息の取扱について協議、利息は返還しないことで決定。
◆第7回(2009年2月16日)
・一問一答方式について協議、各会派持ち帰り検討する。
・委員会会議録について協議、各会派持ち帰り検討する。
・費用弁償について協議、各会派持ち帰り検討する。
・議会報について協議、各会派持ち帰り検討する。
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